このページでは、2018年11月に山形県立酒田東高等学校の文系希望者を中心とした104名に出張講義を行った様子をお伝えします。
山形県立酒田東高等学校の生徒たちが東京へ訪れた際に、都内の研修施設にて出張講義を行いました。
電気通信大学の出張講義とは
電気通信大学では、高等学校・中等教育学校・高等専門学校等に大学教員が出向き、50分程度で専門分野をわかりやすく講義することを「出張講義」と称しています。
日常の高等学校等の授業とは異なった体験を通して専門的な内容や大学での学びに興味・関心をもっていただき学問への動機づけとしていただくために平成23年度から実施しています。
平成30年度は、81の講義を用意しており、キャリア教育からは「キャリアを考える~大学選びと就職の間の大学生活とその先の人生をよりよくするために」をタイトルとした講義を提供しています。
出張講義の詳細、依頼手順についてはコチラ
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出張講義の様子
東京でのキャリア研修のひとつとして実施
山形県立酒田東高等学校では毎年東京キャリア研修(東京にて同校の大学生OB・社会人OBとの懇談や、大学訪問、企業見学などを行う2泊3日のプログラム)を実施されています。
その東京キャリア研修における最初のアクティビティとして、山形県立酒田東高等学校の生徒たちが東京へ到着後、文系希望者を中心とした生徒に対して90分の講義を共通教育部キャリア教育の松木利憲 特任准教授から行いました。
また、理系希望者を中心とした生徒には電気通信大学Ⅰ類(情報系)水戸和幸 准教授による講義を実施しました。
事前打ち合わせに沿った授業を実施
授業は、学年主任の先生との事前の電話打ち合わせも行い、同校の東京キャリア研修に即した内容としました。
授業の進め方としては、電気通信大学のキャリア教育の講義と同様、自分の持つ価値観や将来について考えるセルフワークを行い、続いてセルフワークで考えた内容をグループで共有して多様な価値観を見出すためにペアワークを行い、さらにグループワーク・発表を行うといったアクティブラーニング主体で行いました。
また、レクチャーにおいても、将来必ず直面する高校生と大学生の違いや、社会人との違い、そして、「働く」ことについての考え方など触れていきました。
そして、講義後の質疑応答では、活発に質問が出てきました。
まとめ
今回の出張講義では、通常の授業時間よりも長い90分の大学の一コマ分の講義として実施しましたが、生徒の皆さんも前向きに取り組んでいただきました。
山形県立酒田東高等学校の1年生の皆さん、引率の先生方ありがとうございました。